
先日緑内障のシリコンインプラント手術を行ないました。術後の涙の分泌も良好で、元気ももとに戻った様です。反対側の眼には予防的な点眼を続けて頂きますが、術後のドライアイと供に注意が必要です。カラーも取れて飼い主さんも一安心ですね。
ついでに、最近購入した眼底を見るためのパンオプティックという器具を紹介します。ジャバラのゴムの方を患者の眼に当てて眼の中を見る装置です。反対側についているのは記録用のiphonで、器具にセットする事で画像を撮る事が出来ます。眼科専用のアプリもあり、患者ごとファイルする事が可能です。なぜかアタッチメントはiphon4専用。

今まで眼底を見ても記録が残せなかったり、飼い主さんに見せてあげられなかったけど、これで何とか記録出来るかな。かなりビミョーな使用感です。


ついでに、最近購入した眼底を見るためのパンオプティックという器具を紹介します。ジャバラのゴムの方を患者の眼に当てて眼の中を見る装置です。反対側についているのは記録用のiphonで、器具にセットする事で画像を撮る事が出来ます。眼科専用のアプリもあり、患者ごとファイルする事が可能です。なぜかアタッチメントはiphon4専用。

今まで眼底を見ても記録が残せなかったり、飼い主さんに見せてあげられなかったけど、これで何とか記録出来るかな。かなりビミョーな使用感です。



先日も義眼手術はご報告しましたが、この子は6か月前より眼球内に腫瘤(眼の中のできもの)がありご来院されました。非腫瘍性病変と診断し、定期的にチェックをお願いして問題も無かったのですが、突然眼の中が白くなり再度来院されました。眼内の炎症の治療を開始し、同時に動物眼科専門病院の受診を勧めました。結果は、腫瘍性の病変が疑われる事と、眼球の萎縮が始まっているとの事で、眼球の摘出か義眼が治療として提案されました。

病院の精密検査から戻った飼い主さんとご相談し、当院での義眼手術を選択されました。下の写真は術後3週間後で写真右側が義眼です。病理の結果も良性の病変であったため、眼球は温存したままで大丈夫です。良かったですね。


病院の精密検査から戻った飼い主さんとご相談し、当院での義眼手術を選択されました。下の写真は術後3週間後で写真右側が義眼です。病理の結果も良性の病変であったため、眼球は温存したままで大丈夫です。良かったですね。


モモちゃんは突然の視力低下を起す緑内障に罹患し治療中でしたが、眼球の肥大から角膜潰瘍(眼の表面の傷)に進行してしまいました。通常外傷などの原因による角膜潰瘍であれば、点眼やフラップ手術(簡単な手術)で治療する事が出来ますが、緑内障が原因で起きている角膜潰瘍は治療法が限られてしまいます。すでに視力を失っているケースでは、眼球癆(眼球の崩壊)を避けるために眼球摘出になる事があります。今回飼い主さんと良くご相談をし、角膜表面の潰瘍が進行する前にシリコンインプラントの義眼を選択していただきました。
手術前向かって右眼が潰瘍になっている眼です

術後約1ヶ月後の様子です。術後の合併症である涙の分泌不全の治療中ですが、角膜潰瘍の進行を止める事ができ、眼球も残す事ができました。良かったですね(院長)。

手術前向かって右眼が潰瘍になっている眼です

術後約1ヶ月後の様子です。術後の合併症である涙の分泌不全の治療中ですが、角膜潰瘍の進行を止める事ができ、眼球も残す事ができました。良かったですね(院長)。


強膜内シリコンインプラント手術を、当院で行なった子が経過診察で来院したのでご報告いたします。この子は随分前に緑内障で視力を失っていたのですが、時々痛むようで、マイルドな点眼治療を行なっていました。徐々に眼球の肥大が出ていたものの、生活に支障がなかったので経過を診ていましたが、先月より角膜潰瘍が発生し、強い痛みが出ていました。肥大した眼球の角膜潰瘍の治療は難しく、場合によっては眼球を摘出しなくてはなりません。今回、飼い主さんとよく話し合い、シリコンインプラントにより眼球の肥大を抑え、角膜潰瘍を治療する方法を提案しました。リスクもありますが、眼球を残せる可能性は十分にあります。どうぶつ眼科専門医の意見も交え、手術の決定を頂きました。
術後の写真です。どちらが義眼か分かるでしょうか?

答えは、両方の眼です。この子は両眼の肥大があり、同日に両方の眼のシリコンインプラントを行ないました。潰瘍が起こっていたのは向かって右側(本人の左眼)です。そんなに違和感が無い事が分かるでしょうか。本人も痛みから開放され、日に日に元気になっているとの事です(院長)。
術後の写真です。どちらが義眼か分かるでしょうか?

答えは、両方の眼です。この子は両眼の肥大があり、同日に両方の眼のシリコンインプラントを行ないました。潰瘍が起こっていたのは向かって右側(本人の左眼)です。そんなに違和感が無い事が分かるでしょうか。本人も痛みから開放され、日に日に元気になっているとの事です(院長)。