




紹介医さんより耳道の腫瘤(できもの)でご依頼を頂きました。長年腫瘤が耳道を塞いでいたため、慢性の化膿性外耳炎を起こしており、大きさは徐々に大きくなっている様でした。腫瘤の根は体側にあり部分切開も難しいケースです。何より高齢のため全身麻酔による切除は、飼い主さんは希望されておりませんでした。紹介医さんと良く相談され、無麻酔ならという事で当院を受診頂きました。

なかなか手強い腫瘤でしたが、耳道は無事開通しました。化膿性炎症も治まり耳の状態も良い様です。腫瘤は比較的悪性度の低い物でしたが、再発も多いようです。凍結療法は全ての治療に変わる物ではありませんが、無麻酔の低侵襲治療としてご検討頂けると良いと思います。

先日もご紹介しましたが、比較的大型の皮膚腫瘤に対する凍結療法を紹介いたします。
この子は16歳で呼吸器系に問題があり、以前から各所の凍結治療を行なっていましたが、最近急速に大きなった腫瘤があり、治療を行なう事になりました。

腫瘤は直径4センチで日々大きくなっているとの事でした。酷く咳をしていて麻酔での切除はなるべく避けたい所です。

病理の結果はまた脂腺上皮腫でした。病理診断医によると悪性度の高い方で、やはりなかなか手強い腫瘍でしたが、数回の凍結で何とか収束しました。

最近の来院では上皮化(薄い皮膚が被う事)が出来て飼い主さんも一安心です。当院では麻酔をして手術する事を勧めない訳ではありませんが、麻酔を必要としない治療がある事を知っておいていただくと良いと思います。

この子は16歳で呼吸器系に問題があり、以前から各所の凍結治療を行なっていましたが、最近急速に大きなった腫瘤があり、治療を行なう事になりました。

腫瘤は直径4センチで日々大きくなっているとの事でした。酷く咳をしていて麻酔での切除はなるべく避けたい所です。

病理の結果はまた脂腺上皮腫でした。病理診断医によると悪性度の高い方で、やはりなかなか手強い腫瘍でしたが、数回の凍結で何とか収束しました。

最近の来院では上皮化(薄い皮膚が被う事)が出来て飼い主さんも一安心です。当院では麻酔をして手術する事を勧めない訳ではありませんが、麻酔を必要としない治療がある事を知っておいていただくと良いと思います。
