神奈川県茅ケ崎市の動物病院です。 動物医療、トリミング、日々の出来事など**
新 減感作療法への道 4
2014年08月12日 (火) | 編集 |
連載のつもりだった「新 減感作療法への道」何と12年より更新なく、何とも残念なブログとなりましたが、2014年の自分杉花粉減感作はどうだったのか・・・もちろん現在でも約月一回の注射は継続しており、逆動物実験(意味不明の方はアレルギーの所を読み返して下さい)も3年目に入りました。今年はなかなかの好成績で2月3月4月をいつにもなく快適に過ごす事ができました。この逆動物実験の経験から、犬のアトピー性皮膚炎の治療のイメージがだいぶ分かってきました。実際、6月に新薬の発表があり、環境中のダニに限定したアレルゲン特異的免疫療法(減感作)を行う事が可能になりました。もともとこの治療は「阻止抗体」理論に基づいた治療法でしたが、最近では抑制性Tヘルパー細胞(Treg・アトピーを制御する)が関与していると考えられています。あー何だかもう分からなくなりましたね。そうなんです。が、覚えておいていただきたい事は、新たな知見や治療法が出て来ている事です。ただ、同じ様な症状の食物アレルギーは別の病気なので注意が必要です。次回は食物アレルギーの注意点を報告しますね。そして今更ですが今後は「減感作療法への道」改め「アレルゲン特異的免疫療法への道」とさせていただきます。
新 減感作療法への道 3
2012年11月12日 (月) | 編集 |
9月から開始した逆動物実験(自分減感作治療)ですが、着実に注射を重ね、最近は注射後の腫れとかゆみが出てきました。これは先生によると正常な反応だそうです。報告し忘れましたが、秋に軽度のアレルギー反応が出るため、カモガヤとブタクサの皮内反応検査を実施してもらいました。実は今まで秋はブタクサ、春はスギ花粉アレルギーだと勝手に思っていたのです。実際血液検査ではIgEという抗体はいずれも検出以下でしたので、先生はノーマークだったのですが、私は血液検査で検出出来ないだけ、と密かに思っていました。実際、動物では血液検査のみの検出率は40%から80%で、血液検査と皮内テストの両方で診断すると89%から100%診断出来ると言われています。要するに血液検査だけでは診断しきれない所があるという事です。難しい話しをしましたが、では、私の秋のアレルギーは?
減感作腫れPA190356_convert_20121112150024
答えは先生の考えではダニです。秋はダニの死骸が多くなり、それに反応しているのではないかと言う事でした。
これ、動物にもあると思います!! 秋に痒がる子がいたらそうかもしれません。対策を考えておきますね(院長)。
新 減感作療法への道 2
2012年10月02日 (火) | 編集 |
新 減感作療法への道 とうとう治療に入りました。治療用アレルゲンを希釈して注射を用意していただきます。
減感作2_convert_20121002144229
希釈して注射の準備をして。
注射用意_convert_20121002144257
注射(自分)。注射の針は細い物を使用していて、痛くはありませんが、接種後の「どょん」と重い感じが1時間位ありますが、その後は腫れも無く問題ありませんでした。
注射1_convert_20121002144320
この注射を最初は一週間に2回受けます。(つづく)
アレルギー検査とアレルゲン特異的免疫療法(減感作療法) 2
2012年09月25日 (火) | 編集 |
主治医の先生に選んで頂いた項目の検査結果です。スギ花粉は***です。
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次は血液検査の確認として皮内反応検査です。少し難しい話しですが、血液検査だけで診断・治療を行なう事は可能ですが、スギ花粉が飛んでいない今、IgEが活発に出ているか疑問です。そのため皮内反応で実際にアレルゲンを与えて、体の反応を見る事も必要がある事と、治療に使用する注射の濃さを調節するのに必要があります。動物では血液検査と皮内反応検査で診断精度を89%〜100%に納める事が出来る様です。

診断用アレルゲン希釈液。と、いろいろ教えていただいている主治医の先生です。写真は看護師さんにお願いしました。皆さんにいろいろお世話になり恐縮です。
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そして皮内反応検査注射直後(自分)
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注射後15分位で膨疹と発赤の大きさを測定します。
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今日はここまで、次回はいよいよ減感作注射1回目です。(次回よりタイトルを「減感作療法への道」とします)
アレルギー検査とアレルゲン特異的免疫療法(減感作療法) 1
2012年09月23日 (日) | 編集 |
先日、動物のアレルギー治療の難しさを実感したこと書きました。ならば自分もアレルギーの治療を受け、動物のアレルギーに有効な方法を考える事にしました。言うなれば、逆動物実験です(ただ自分のアレルギーの治療を受ける事なんですが・・)。よくご来院されている方は知っていると思いますが、私は毎年2月の終わりから4月まで眼を赤くして、鼻をかみながら診療しています。いわゆるスギ花粉のアレルギー持ちです。この期間はあえて病院にも行かず、市販の薬で時が過ぎるのをひたすら我慢しておりました。今回、動物のアレルギー治療を考える上で、自分のこの問題を避けて通る事は出来ないと、逆動物実験(自分スギ花粉アレルギー治療)を決意いたしました。先ずは先生にアレルギーの事を相談して、環境中のアレルゲンである血液のスギ花粉のIgE測定から入りました。(つづく)