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神奈川県茅ケ崎市の動物病院です。 動物医療、トリミング、日々の出来事など**
凍結療法
2015年08月18日 (火) | 編集 |
最近、大型の皮膚腫瘤の凍結治療のご依頼を頂く事が多くなりました。この子は16歳で
、持病の心疾患のため麻酔手術を行なう事が出来ず、腫瘤は大きくなり出血や感染を起していました。
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腫瘤は6㎝程の大きさになっており、紹介医さんと相談してご来院頂きました。
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病理診断では脂腺上皮腫という腫瘍で潜在的に悪性です。
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遠方からのご来院のため、治療は2週間おきに行ないました。なかなか手強い腫瘍でしたが、無事取れておさまりました。
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まだ他の腫瘤の治療中ですが、遠方よりご来院ありがとうございました。
凍結療法(亜酸化窒素)使用機材
2015年07月04日 (土) | 編集 |
当院では様々な低温媒体による凍結療法を行なっています。先日数件の処置が一度に入ったため、手持ちのクリヨペンを全て使用し治療を行いました。先端のノズルの太さの違いで4種類、装填する亜酸化窒素ボンベの大きさで3種類、一つあれば良いのですが、おのおの良い所があり、そのデザインも見ていて飽きません。最近は医療機器も随分スタイリッシュになりました。
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クリヨペンはベルギー製なんですが、とてもデザインに優れています。パッケージも良くデザイナーのセンスを感じますが、果たして医療機器のメーカーにデザイナーはいるのだろうか。もし、またベルジャンの社長に逢う事があれば聞いてみようと思います。
凍結療法
2015年04月10日 (金) | 編集 |
紹介で凍結療法のご依頼を頂きました。10歳のシュナウザー君です。
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1か月前から急に大きくなった腫瘍の表面はただれていました。凍結療法について説明をし、ご了解を頂き処置に入りました。処置は亜酸化窒素を使用したクリヨペンという凍結器機を使い、半日お預かりをして3回凍結と融解を繰り返し終了です。
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再診は3週間後のご来院でしたが、すでに腫瘍は退縮し耳介表面は上皮化(皮膚が被う)していました。病理結果は良性でしたので、治療はこれで終了です。麻酔や手術がなく治って良かったですね。遠方よりご来院ありがとうございました。
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おじいちゃんトイプードルの首のできもの
2015年02月20日 (金) | 編集 |
昨年の暮れ、首のできものを掻いて出血するとの事で、凍結療法のご依頼を頂きました。
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できものは直径5ミリ程度で、クリヨペン(亜酸化窒素)などを用いて凍結治療を開始いたしました。
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治療後2週間後の様子です。できものは脱落し小さい傷が残っています。
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治療後3週間後の様子です。傷は閉じて上皮化(皮膚が覆う事)しています。
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約1か月後です。僅かな色素沈着と脱毛が見られますが、治療は全て終了です。大きさによりますが、1回の凍結治療で概ね1週間後に腫瘤は壊死脱落し、2週間から3週間で皮膚の上皮化(皮膚が覆う)が起こり、4週間後には皮膚はほぼ元通りになります。全身麻酔は必要ない、体に負担の少ない治療法です。
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おじいちゃん柴犬の耳のできもの
2015年02月17日 (火) | 編集 |
凍結療法の治療が終了したおじいちゃん柴の報告をします。
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この子は14歳で、昨年より耳の外側にできものがあり様子を見ていました。いよいよ大きさが大きくなり、時々引っ掻いて出血していました。このような時は、全身麻酔が必要ない凍結療法をお勧めしております。
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病理など必要な検査の後、1回の治療で腫瘍に対して2回以上の凍結を実施します。再診療は1週間おきに2〜3回必要ですが、この子の場合実際の凍結処置は1回のみでした。約3週間後腫瘍は無くなり、毛も生えてきました。これで治療は終了です。腫瘍は「脂腺上皮腫」という一般に良性と取り扱われる腫瘍でしたが、病理診断医によると、潜在的には転移の可能性のある悪性だそうです。麻酔を使用する事なく治療が済んで良かったですね。
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